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認知症と生活習慣病

厚生労働省によると、現在、認知症患者・予備軍は800万人(65歳以上の4人に1人の割合)、今後確実に増加することが予測されています。
これは日本だけではなく、米国においても同じ傾向です。米国で、認知症の一つであるアルツハイマー病患者は2010年で約500万人、2050年にはその3倍近くの1,350万人程度に増加する推計されています。

では、どういう人がアルツハイマー病になりやすいのか。
最近の世界の研究で、アルツハイマー病と生活習慣との関連性がとても高いことがわかってきました。日本のある地域の追跡調査では、認知症の発症率は、糖尿病の人は健常者の約2倍、喫煙習慣の人は、吸わない人の約3倍であるとの報告がされています。

逆に、アルツハイマー病になりにくい人の生活習慣とは何か。

キーワードは「運動」。運動習慣のある人は、ない人に比べて発症率が40%減っていることが報告されています。適度に体を動かすことは脳の活性化に一番良いということも確認されており、体に継続的に酸素を多く取り込むような、リラックスしてリズミカルにできる運動が良いとされています。 このように「アルツハイマー病は生活習慣病の一つと考えられる」というのが世界の共通認識になってきているのです。

 ※認知症発症の危険度:
   ・危険度を高める因子
      糖尿病
      高血糖
      高血圧
      肥満
   ・危険度を下げる因子
      運動
      減塩
      禁煙

上記を見ると、「認知症」はまさに生活習慣病そのもので、「脳卒中」「心臓病」と重なります。この2つの疾病と認知症発症の因子は共通していると見ることができます。

この関連性を明らかにし、認知症の発症を現実に減らした国があります。それは、英国です。
2003年から2008年の5年間に、脳卒中や心臓病の予防対策が功を奏し、この2つの病気による死亡率を40%減少させる結果を出すと共に、なんと認知症も23%の減少を実現したのです。

では、英国がどのような対策を取ったのでしょうか。

  1. 医師が生活習慣病の予防に取り組むよう促す制度を10年前に導入した。患者の健康維持を実現すると、医師にポイントが与えられ、国から相応の報酬が支払われる。例えば、高血圧の患者の45%以上を改善できればポイントが付く等。(日本の医療保険制度ではこのような「予防」に対して支払はされない。)
    つまり、英国では「予防と医療」を一本化し、予防に対して報酬が得られるというインセンティブ(動機づけ)を医師に与えたということ。
  2. タバコの自動販売の撤去、売り場での陳列を法律で禁止。
  3. 塩分摂取量の目標を、1日6gに設定。食品85品目に塩分の目標値を設定し、大手スーパー、食品加工メーカー、外食産業と一体となって減塩に取り組んだ。

英国では、「心臓に良いことは、頭にも良い」という考えを「認知症発症の低減」の国家戦略の基礎においていて、「認知症」は「脳卒中」「心臓病」と共通の病気であると考えて対策を進めているのです。

(~NHK番組 「"認知症800万人"時代」より~)

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認知症が生活習慣病として捉えられるのなら、個人の努力によって予防がある程度可能ということになります。
具体的には、「運動の推奨」と「食事(食生活)の改善」が予防のポイントです。

認知症という人生に関わる大きな問題について軽々に語ることはできませんが、当社の取組として、生活習慣病に対して
食事の「質の改善」の面で"小麦の粉食"という観点からどのような貢献ができるかを開発テーマの一つとしています。

私たちが「ブラウニー
(Browny)・コンセプト」と呼ぶ、私たちの開発思想があります。
ブラウニーと言っても、四角いチョコレートケーキのことではなく、brown-y(褐色の)という意味です。

例えば、製粉して採れるフスマ(小麦の皮部)を細かく粉砕したり、フスマを小麦粉に混ぜたり、粉砕途中のストック(小麦片や細かく砕けた胚乳部の混合物)を利用するなど、フスマ加工品・全粒粉・グラハム粉のような従来の考え方・製法ではなく、小麦粒を一つの総体と考え、それをどのように粉砕して「かつてない食味・食感+風味の良さ」と「新たな健康機能性」を実現するかが製品開発のゴールになります。

美味しく食べながら、食事の質の改善にもなる。3年前に開発した、当社製品「ぎゅっとポリフェ」はその第1号製品です。
今後も「ブラウニー・コンセプト」の小麦粉製品を開発していきます。

掲載日 : 2014年7月21日